子どものSOSをキャッチできた家族会議の進め方

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家族会議を始めようと思うけど、どう進めればいいか分からない、そんな状況ではありませんか?

本記事を読むと家族会議の進め方がイメージできるはず!

 家族会議を進める為には、何を話せばいいのか?開催の頻度は?誰が司会するの?など、ある程度最初に決めておく必要がありますが、参考になる情報がないと決めづらいですよね。

 そこで本記事では、実際に子供のSOSをキャッチできた我が家の家族会議の進め方について、始める前に決めたこと( 目的、議題、頻度)、進めていく中で改善したこと、家族会議を実施したことで効果を実感したエピソードを記載しました。

家族会議が必要か考えた

 家族会議には、解決できないことできることとがあります。そこではじめに、我が家の問題は、家族会議で解決できる可能性があるのか、ないのかを考えました。以下は家族会議で解決できる可能性がある問題です。

問題例えば家族会議で解決できること
家庭内のルールや役割分担の明確化家事や育児の分担が不公平で不満がたまっている場合家族全員で具体的な役割を決め、互いに納得できる形にする。
家族のスケジュールが分からない家族旅行、学校行事、仕事の都合など、スケジュールが重なる問題。各自の予定を共有し、全員が参加可能なスケジュールを調整する。
金銭や生活費に関する問題家計が厳しく、無駄遣いが多いことが原因で家族内で衝突が起きる。家族全員で支出を見直し、節約方法や優先事項を決定する。
子どもの教育や進路に関する悩み子どもが進路選択に迷っているが、親の意見と本人の希望が一致しない。子どもの意見を尊重しつつ、親としてのアドバイスを共有する場を設ける。
大きな決断が必要な場合引っ越し、転職、進学など、家族全員に影響を及ぼす決断をする必要がある。家族全員の意見を聞き、最善の選択を話し合う。
生活習慣やルールの改善子どものゲーム時間が長すぎる、片付けができないなどの日常的な問題新しいルールや習慣を決め、家族全員で取り組む。
家庭の目標や夢の設定マイホーム購入や家族での長期旅行など、長期的な計画を立てたい。家族の共通の目標を話し合い、計画を具体化する。
家族間のコミュニケーション不足子どもが学校や友達関係で悩みを抱えているが、親が気づけていない。定期的に家族全員で話し合う時間を作り、お互いの状況や気持ちを共有する。
家族間の対立や誤解親子や兄弟間で頻繁にケンカが起きるが、根本的な原因が分からない。お互いの意見を冷静に聞き、第三者的な立場で解決策を考える。

家族会議の目的・議題を決めた

 何か話したいことありますか?でも良いと思いますが、最初は何を話せばいいのか分からなかったりするので、あらかじめ用意しておいた方がスムーズと思います。また、目的が達成しやすいように、目的から議題を考えることをお勧めします。

目的議題
困っていることがあるなら、解決したい。最近こまったことはありますか?
楽しいと感じていることがあるなら、その機会を増やしてあげたい最近楽しかったことはありますか?
興味があることがあるなら、応援したい。今年何か、やりたいことやチャレンジしたいことはありますか?
予定を共有したい今月のイベント、来月のイベント
将来の夢を応援したい将来大人になったらやりたいことはありますか?

家族会議の進め方を決めた

 期間が空きすぎたり、不定期だと、せっかく話したいことがあっても、話せなかったり、忘れてしまったりするので、はじめは定期開催が良いと思います。

頻度毎月1回
どこで家で
誰と親子
司会進行パパ
日程調整パパ
話し合った内容のメモパパ

決めた内容で家族会議をやってみた

1回目

 1回目はいきなり、家族会議やりまーす!ってみんなに話したので、みんな、え?みたいな感じでした。ただ、議題に沿って話を進めると、意外と子供はノリノリでした。「最近こまったことがある人~?」みたいに幼稚園や学校みたいなノリで進める「はい!はい!はい!」と子供たちが競い合い、活発に会議することができました。

2回、3回続けると

 1回目が無事終わり、2回目、3回目と何回か続けていると、「家族会議やらないの?発言したいことがあるんだけど」と子供のほうからやろうよって言ってくれるようになっていきました。

定期的に見直した

目的と議題を見直した

 最初は困っていることがあるなら解決してあげたいから始まったのですが、進めているうちにこんな目的にも使えそうだなと思いついたものを取り入れて行きました。

例)今週の土曜日なにする?と子供に聞いても、予約が必要だったりすると、それ以外は何かある?ってなってしまっていた。

そこで家族会議の議題に今やりたいと思っていることはありますか?を追加することで、計画的に子供が1番やりたいことを企画できるのでは?と思い議題に追加した。

メモの取り方を見直した

 最初は紙に書いていたのですが、議題が増えるとメモする量も増えるので、パソコンで記録するように見直しました。 

開催の頻度を見直した

 最初は月1回で開催していたのですが、会議を何度かやっていくと家族会議という改まった場を設けなくても、お風呂だったり、寝る前だったりちょっとした時間で、何か困っていることある?とか楽しかったことある?とか話す文化ができていました。

 その為、家族会議は定期的にやるという運用から家族会議は必要に応じてするといった運用に見直しました。

効果を実感したエピーソード 

実は困ってる

 例えば、ある日の家族会議で娘が「実はお友達に、遊ぼって声がかけれなくて困っている。」と発言しました。とても社交的な娘で、弟が幼稚園に上がって不安そうにしているときにも、こうやって声をかけるんだよと言ってアドバイスをしていたのに、実は自分は声をかけたことがないらしく驚きでした。

対策を考えた

 この後は、親がお友達役になって、朝学校に登校して、朝の会がはじまるまでに、といった具体的なシチュエーションを決めて、遊ぼって声かける練習を何度もするなどして、娘の困ったを解決しました。娘も自分が発言したら協力してくれるといった信頼感ができ、積極的に困っていることを話してくれるようになりました。

家族会議の重要性を実感

 親が見ている範囲と、見ていない範囲だと、子供の置かれている状況が変わるので、子供からの発信じゃないと気づけないことってあるんだな、家族会議やってよかったなと改めて感じました。

まとめ

各ステップの要約

 子どものSOSをキャッチできた家族会議の進め方

  • 家族会議が必要か考えた

    家族会議で解決できる問題かを考える!

  • 家族会議の目的・議題を決める

    何を改善したいかによって、議題を決める!

  • 家族会議の進め方を決める

    月1回からはじめてみよう!

  • 決めた内容で家族会議をやってっみる

    議題が決まったらとにかくやってみる!

  • 家族会議を定期的に見直す

    やってみて改善点があれば都度、見直す!

  • 家族会議の効果

    普段きづけないことに気づける!

次のアクションに向けたヒント

家族会議の事例をもっと知りたい

子供の気持ちをもっと知りたい

本記事は以上となります。

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